不定詞の形容詞的用法とは?
不定詞の2つ目の用法はこの「形容詞的用法」です。
1つ目の不定詞の名詞的用法との違いを確認してみてください。
不定詞の形容詞的用法
形: 「to + 動詞の原形」
訳し方:「〜するための」
不定詞の2つ目は「形容詞的用法」です。この用法は形容詞(名詞を修飾する)のように使うのでこのような呼び方になっています。
あまり用語の解説ばかりしても意味がありませんが、ここでは例文に少しだけそういった解説も含めていきます。
<不定詞の形容詞的用法の例文>
1 I have many books to read.
(私は読むためのたくさんの本を持っています)
上の例文では「to read」が不定詞の形容詞的用法でこの部分が前にある「many books」を後ろから修飾(解説)をしています。
この部分がカタマリとなって「読むためのたくさんの本」となっています。
つまり不定詞の部分が名詞の「本」を後ろから修飾して形容詞のような働きをしているということです。
2 We have a lot of homework to do today.
(私たちは今日しなければならない宿題がたくさんあります)
一見すると「〜するための」という意味が関係ないように見えますがこれは「するためのたくさんの宿題」という元の表現を日本語らしく変えています。
1番でもお話したように不定詞の部分が、前にある「たくさんの宿題」という名詞を後ろから修飾しているので形容詞的に使われていることになります。
このように形容詞的用法は日本語訳にした場合、直訳と変わってしまう場合が多いので注意が必要です。
3 He wanted something to eat.
(彼は何か食べ物が欲しかった)
これは形容詞的用法ではよく出てくる代表格のようなものです。
「something to eat」で「食べるための何か」→「何か食べ物」という意味になります。他にも
「something to drink」 → 「何か飲み物」
「something to read」 → 「何か読み物」
となり、
「something cold to drink」 → 「何か冷たい飲み物」
「something interesting to read」 → 「何か面白い読み物」
のように「something」の後ろに形容詞を入れる表現もあります。